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星とか面白いこととか

大学生です。星撮ったり思いついたこと書いたりします。たまにロードバイクで遠くに行ったりします

BUMPのセントエルモの火が名曲すぎる

 

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こんにちは。まりもです。

BUMP OF CHICKENセントエルモの火という曲が良い曲すぎるので、良いところを書くだけの記事にします。

(2016 7/12追記)

どうやらこの記事、「セントエルモの火」って検索すると上から3番目くらいに表示されるらしく、結構多くの方に読んでいただいている感じです。

ですが!あくまでこれは歌詞解釈で、そして個人の考え入りまくってるので「なるほど、こういう考えもあるのか」くらいな感じで受け取ってもらえると助かります!!

 

 

基本情報

 bump6枚目のアルバムに入っている曲です。セントエルモの火の意味は悪天候時に舟のマストの先端が発光する現象のことです。また、ふたご座の神話にも同様の現象が出てきており、こちらが由来となっていると思われます。

 後述しますが、この曲は全ての楽器パートがbumpの中で最高難度であり、ライブでは一度も演奏した事のない曲です。僕はこの曲が一番好きです。

セントエルモの火 歌詞

http://j-lyric.net/artist/a000673/l023978.html

 

良いところ1 :エピソード

 

この曲はボーカルの藤原がドラムの升のために送った曲とされています。升が一人で富士登山をしているのを時間差で藤原が登り始め、驚かせてやろうと思ったというエピソードがあります。

 歌詞に度々登場する「How far are you」は、どのくらい離れてるんだろう、という意味で藤原は少し先を歩く富士登山をしている升について言っている言葉です。

 

BUMPというバンドは、歌詞で同じ言葉を何回も歌い回す、ということはあまりしません。このセントエルモの火では「How far are you」という歌詞が何回も登場します。ほかの歌では繰り返さないはずが、この歌詞では繰り返すことによって意味が生まれています。そこらへんの「会いたいんだ今すぐ」とか「ドラゲナイドラゲナイ」とか言いまくってるバンドとは一線を画してます。

 

 

良いところ2:歌詞 

 

富士登山ということで、登山に関わる部分を中心に歌詞を解釈していきましょう。

 

夜が終わる前に追い付けるかな 同じ坂道の上の違う位置で

 

藤原が升を追いかけている描写から始まります。同じ坂道=同じ登山道。夜が終わる前にという歌詞の意味は、富士登山のほとんどが山頂で御来光(日の出)を見るためという理由からだと思います。ちなみに私は中学時代登山部だったため、富士山には五回ほど登頂しています。なので、歌詞の描写などで思わずにやっとしてしまうような部分も多々あります。

登山要素を盛り込みつつ、歌詞としても完成度の高いものを作る藤原さんには才能しか感じません。

 

勝手について来たんだ 構わず行けよ ほら全部がお互い様な

 

藤原が升を勝手に追いかけて富士登山をしているという描写です。また、「お互い様」という言葉もカギです。(後述)

 

星が綺麗な事に 気付いてるかな
僕が気付けたのは 君のおかげなんだよ ずっと上を見てたから

 

富士山は標高3000メートルを超えるので、雲が下にあります。また、都市部の光も届かず天体観測には非常におすすめのスポットです。

しかし、登山というものは辛さも付きまといます。地面ばかりを見て登る人も少なくありません。藤原も升がいなければ地面を見続けていたのでしょう。しかし、升は自分の上を歩いている。それを追いかけてきた藤原は升を見るために上を見ます。目の前に広がるのは満天の星空です。

 

ここまで読み解いても分かる通り、登山=人生。升=人生で目標とする人。と置き換えても意味が通じますね。そして星は、人生において嬉しかった事、素晴らしかった事、新たな出会いをさすのではないでしょうか。人生で目標とする人を目指して生きていく中で、様々な出来事や出会いがあります。その出会いは目標を持っていなかったら無かったでしょう。そんな無数の出会いを「星」と例えて、「星が綺麗なことに気づいたのは君のおかげ」と言っています。

徹底した状況説明と歌詞として伝えたい事が重なっています。

 

 

急に険しくなった手も使わなきゃ ここ登る時に怪我なんかしてないといいが
立ち止まって知ったよ 笑うくらい寒いや ちゃんと上着持ってきたか

 

私は富士山を山梨側からしか登った事がありませんが、8合目(約6/10地点)付近では急に岩場が出現します。そこでは歌詞にも有る通り、手を使わなければ登れません。そして岩場なので軍手のように手袋をしてなければ危険な場所です。

完全に富士登山の特徴を捉えています。

そして、8合目付近になると高度が高いため夏でも気温は5〜10℃まで下がります。動いてる間は気づきませんが、少し休憩しようと立ち止まるとあまりの寒さに驚きます。

藤原も寒さに驚き上着を羽織ったのでしょう。

 

解り合おうとしたら迷子になる 近くても遠くてややこしくて面倒な僕らだ
だからついて来たんだ 解り易いだろう ちょっとしんどいけど楽しいよ

 

この歌詞の最も伝えたいことはこれで間違いないと思います。どんなに仲がいい人でも、結局は違う人間です。解り合おうとしたところで完全には解り合うことなど不可能です。だからこそ、「ついていく」のです。ついていくだけなら解り合う必要はありません。そして、ついていくという行為の道中に、満天の星に藤原は気づきます。解り合おうとしたら迷子になって見つけられなかったはずです。

余談ですがメーデーにも「分かち合えるもんじゃないのなら二倍あればいい」という歌詞があります。他人の痛みは決して分かち合う事ができない。ならば僕も君の痛みを負って傷つこう。痛みは分かち合えないのなら僕と君の痛みで二倍あればいいじゃないか。という意味です。

 

闇が怖くないのは 君のおかげなんだよ 君も歩いた道だから

 

誰も歩いた事の無い登山道より、だれかが歩いた登山道のほうが安心感は大きいです。人生も同じです。目標とする人についていく過程で何か不安(=闇)があったとしても

 その不安は君が歩いた道にあったものだと分かれば、闇は怖く有りません。

 

解らない何かで胸が一杯だ こんなに疲れても足は動いてくれる
同じ場所に向けて 歩いてたんじゃない 僕は君に向かってるんだ

 

足は無意識のうちに動きます。登山で何時間も登っていて足の疲労がピークだったとしても足は動いてくれます。「足の疲れ=解らない何か」であると考えられます。解らない何かで胸が一杯で限界だったとしても、無意識のうちに息をして人は生きています。

 

そして、同じ場所とは富士山山頂のことです。藤原は山頂に向けて歩いているのではなく、升を目指して歩いているんだと言っています。

余談ですが、升はこの曲についてインタビューで「僕はこの曲にふさわしく無い人間になってしまったのかもしれない」と語っています。

 

僕が放った唄に 気付いてないなら
いつまでだって歌おう 君のおかげなんだよ いつも探してくれるから
必ず見付けてくれるから

 

探してくれるから、見つけてくれるからという歌詞があります。これは子ども時代、升が藤原に一緒に音楽をやろう、と誘ったというエピソードから来ていると考えられます。自分を音楽という道に誘ってくれた思い入れは相当のものなのでしょう。

 

 

自分より少し先を歩く人を追いかける唄。一言で纏めるとこうなります。

 

 

良いところ3:演奏

 

bumpの魅力は歌詞が大半を占めています。実際演奏も際立って上手ではありません。しかし、この曲の演奏は違います。ドラムが非常に難しく、テンポがとりずらい曲です。それに伴い、ベースもリズムをとるのが難しいでしょう。

そして、演奏の流れが素晴らしいです。二番のサビ前までは落ち着いた曲調でありながら、サビで演奏が爆発します。そのままギタ—ソロまで爆発を続け、一気に落ち着きます。この流れが私はとても好きです。実際に聞いてもらった方が早いと思うので動画のリンクを貼っておきます

 

 

1:45から演奏が盛り上がります。個人的な話ですが、bumpを全く知らない人にこの動画を見せたらbumpのセントエルモの火だけ好きになったという話もあるくらいです。

 

まとめ

bumpで一番好きな曲がこの曲なのですが、知名度があまりないため少しでも多くの人にこの曲の良さを知ってもらえたら嬉しいです。